「治安が悪い」と、悪評のある地域があります。そういう地区は、中心市街でも、古くて格安な物件が多いです。大家が、家やアパートを建て替えたがらないからです。住宅投資が落ちないと、家賃低下、低所得者が入居、イメージ悪化、さらに投資が逃げる‥の連鎖になります。
わたしは、あえてそういう地区をオススメします。
というのも、日本国内で「治安が悪い」といっても、たかが知れているからです。アメリカみたく突然射殺されかねないなら、話は別ですが…。
※大阪とかは、本当に治安が悪くなっていると話を聞きますが、どうなんでしょう?
治安の悪い地区に住むと、変質者や空き巣に遭うリスクは増えるかもしれません。ただ、それよりも、交通事故で死ぬリスクの方がずっと高いのではないでしょうか。近所と仲良くする・夜は明るい道を通るなど、自衛策もあります。
女性の場合、治安が心配な方も多いと思います。しかし、意外と知られていないのですが、「女性が男性から襲われる」事件のほとんどは、顔見知りの人間から受けるのがほとんどです。
確かに、テレビや新聞を見ていると、「通り魔が家に侵入し女性を暴行」といった事件がよく目に付きます。しかし、本当に深刻でタチの悪いのは、顔見知りによる事件です。人間関係が複雑に絡んだ事件は、被害届が出されることがほとんど無いので、表には出ません。そのような表に出ない事件が、日本の場合、水面下で無数に発生していると言われています。
このようなことを考えれば、治安の悪い地域に住んだからといって、何かの被害に遭うことはほとんどないのではないでしょうか。
むしろ、入居の申し込み前に近所へ聞き込みするとか、入居した後に近所と仲良くする、といった事の方が、トラブルに巻き込まれるリスクを回避する上で、大事なことだと思います。